名古屋コーチンの起源は明治時代にまで遡ります。江戸時代が終わりを遂げた頃、元尾張藩主の海部荘平と弟の正秀は、侍養鶏家として、日々血のにじむような努力をしていました。そして10年以上の試行錯誤の末、中国から輸入した卵をたくさん産む品種であるバフコーチンと、尾張の美味しい地鶏の交配に見事成功したのです。海部鶏と称されたその鶏の肉質はたいへん素晴らしく、かつ生産能力も高かったため、評判となりました。その後も尾張の人々が関西地方に海部鶏の養鶏所を開き、徐々に海部鶏を広めましたが、「名古屋の方から来た鶏」ということで、次第に名古屋コーチンと親しまれるようになりました。明治37年なると、愛知県により品種改良がなされ、近代養鶏史の第一ページを飾る国産実用品種第一号に認定されました。今では名古屋だけでなく全国で味わえるようになった名古屋コーチン。丹波ささやま地鶏でも最高級の名古屋コーチンを産地直送で全国にお届けしています。自宅でも最高級の名古屋コーチンが食べたいという方はぜひご利用ください
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